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Will you go home? 家へ帰ってください
2016年10月 3日 西巻尚樹
ある英会話スクールのブログで
日本人が帰るときに
"Will you go home?"
と友達に言っている。
と書かれていました。
解説には---------------------------------
おそらく「家に帰るの?」という意味で使っている
らしいのですが、この表現はネイティブ・スピーカーには
「帰ってくれませんか?」
と聞こえます。
日本の教科書とか文法書では
"Will you go home?" (もう)帰」りますか?」
という意味で使っているのたまに
目にすることがあります。
けれども、ネイティブ・スピーカーは
Are you going/leaving (now)?
と言うでしょう。
「(私は)もう帰る。」であれば、
I'm going/leaving (now).
I have to go.
でしょう。
引用終わりーーー
このような解説はよく見かけますから、
ご存じの方もいらっしゃるでしょう。
日本人がこの手の間違えをする
のは
日本で教えている「未来形」 という文法用語に原因があります。
現行の英文法では
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will と be going to do は「未来形」で
同じような意味です。
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というように日本中で教えていることが問題なのです。
このことは、拙著
「世界で一つだけの英語教科書(日本実業出版社)」の
第6章で詳しく説明しています。
是非、読んで下さい。
英語に未来形は無い
要点は、
will も be going to do も 未来形でない
ということです。
will は、
「確実に~になると思う」という主観的な話し手の判断を表しており。
be going to do は、
「そのときの、ことの成り行きを客観的」に表しています。
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何故このようなことを言わなければならないのかというと
will の 意味を英和辞典とか、英文法書で
調べればおわかり頂けるでしょう。
読むのが嫌になるほど、たくさんの意味と分類と用例が書かれています。
こんなにたくさんの意味のある言葉をどうすれば分かるようになるのだ!
と叫びたくなるはずです。
もし、辞書や文法書を読んだことがない方がいらっしゃったら
是非、この機会に読んでみて下さい。
will 一語でも、適切に使うのはとても大変だというのが分かります。
英会話の先生が「英会話はとても簡単ですよ」と言ったとしても
それは、ウソです。
日本人にとって英語はそんなに簡単なものではありません。
will も be going to do は「未来形で、~でしょう」という意味に
というように単純に考えてはいけないのです。
うまい話には裏があるのです。
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つまり、現行の英文法に従って英語の勉強をすると
辞書を読んで、文法書を読んで、
難解な英文法用語の解説と
格闘しなければなりません。
それらの説明を全く知らないで、
will を 「~でしょう」的に適当に使っていると
全然通じていないか、
とんでもない意味になっていて
誤解を生んでいるかどちらかです。
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このようなことを克服できる理解法が、VSOP英文法です。
will は
「主語(S)が、確実に~する/~になると話し手が思っている」
という一つの意味理解で、
現行の英文法の辞書や文法書に載っている
いろいろな will の使い方が理解できるのです。
be going to do は、
「主語(S)が、必ず~する/~になると、事実として言い切っている」
という意味です。
これで、 be going to do の使い方がどんな場合でも解ります。
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英語の使い方がきちんと理解でき
きちんと使えるようにするには、
現行の英文法から抜け出て、
新しい英語理解体系:VSOP英文法を身に付けなくてはなりません。
VSOP英文法無しに英語を使っていると
誤解の連続になります。
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最近の学校英語教育では、
現行の英文法のように馬鹿馬鹿しいことを勉強をさせるから
英語が話せないのだ
と
英文法は教えない方がよい
となり、さらに
個々の言葉の日本語の意味に拘るから英語ができないのだ
から
慣用表現を使って話す練習をすれば良い
となって
公立の学校では英文法はほとんど教えなくなっています。
で、
学習塾や家庭教師について英文法を習っていない場合は、
基本英文法事項すら知らない子供がたくさんできあがっています。
このように中学時代を過ごすと、高校段階で英語は壊滅状態になります。
中学の時はよく分かったのに、高校でダメになった。
という大人ができあがるのです。
これは
中学のときは分かったいた
のではなく、
簡単な表現を覚えたいただけ
なので
英語の重要な規則=英文法は無視していただけなのです。
ベネッセのアンケートでも
80%近くの高校生が英語が分からない
と回答しています。
現在、誰もが「邪魔くさい」と思っている現行の英文法を
早く
VSOP英文法に切り換えましょう。
(^J^)(^J^)(^J^)(^J^)(^J^)(^J^)(^J^)(^J^)(^J^)(^J^)(^J^)
S-V-O-Pという語順規則を納得するだけで、
「読む、聞く、話す、書く」の全ての英語力が
体系的に身に付けられます。