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00 はじめに:英語も日本語と同じ
日本語の使い方は、主語・述語の関係をもとに考えています。
そして、述語の表現には4通りあるとなっています。
「何が、どうする(動詞)
「何が、どんなだ(形容[動]詞)
「何が、何だ(名詞)
「何には、~がある(所有)
けれども、英語の使い方は、
Subject(主語)+Verb(動詞)+Object(目的語)
とか
Subject(主語)+Verb(動詞)+Complement(補語)
とかなっています。
そして、英語は「動詞が、中心的な働きをしている」というように説明されてきました。
けれども、バイリンガル・スピーカーの助言で、英語が動詞中心に使っているのではなりと解りました。
日本語の述語に対応するところが、主語の直ぐ後ろの言葉なのですが、
この部分には日本語と同じように4通りの種類の言葉を使っていることが解りました。
日本語と同じように、述語的表現が4通りあるのです。
ですから、主語の直ぐ後ろの言葉を「動詞」という特定の品詞で呼んでいたので、辻褄が合わずわかりにくい文法になっていたのです。
「動詞(Verb)」
は不適当なので、仮に
「判断語: Verdict」
と呼ぶことにします。
このような考えでいろいろな英文を分析していくと英語の語順が一定になっていることが解りました。
それが、
{Sが - Vする/なる/であるのは - Oに対して で} - [それは] Pで です。
=S-V-O-P
という語順表現なのです。
この語順に沿って、いろいろな英文が簡単にワンパターンになっていると分析したのが、VSOP英文法です。
この語順規則は、英語のあらゆる部分に出てきて、さらに、文全体も統御しています。
このことを章を追って説明していきます。