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Q10. 英作文には、役に立たないのではないですか?

Answer

まったく逆です。

英語は、S-V-O-Pになっていないと意味が通じません。ですから、SVOP を知らないと「ビジネス e-mail 」や「英会話」をする際が、適切な表現できるようになりません。
特に、英語は、文の最後の「叙述語(P)」の部分で、具体的かつ重要な情報を伝えています。
バイリンガル・スピーカー達は「日本人の英語は尻切れトンボで、何が言いたいのかよく分からない」と言っています。
これは、「動詞が中心」という文法により、「S-V が重要」で「後ろの方の言葉は修飾語(副詞[句])なので無くても構わない」的に刷り込まれているせいです。
もちろん会話の場合は「その場の状況が分かっているために、省略される要素がある」のですが、「会話の定形表現=省略した使い方」を覚えているだけだと、 きちんとした文章が書けなくなってしまいます。「しゃべれても、メールが書けない」方がたくさんいると聞きます。また、TOEICで高得点が取れても、き ちんとした e-mail が書けない人がいるとも聞いています。
さらに、海外に在住している日本人も同じ傾向があり、「何年居ても英語らしい発話にならない方がだくさん居る」という話もよく聞きます。そして、「英語圏で生活を初めた時、真っ先にやらなければいけないことは、日本で習ってきたことを『Unlearn(学んだことを取り除く)』することだった」という話もよく聞きます。

「日本で作ってしまった外来語のように見えるカタカナ語」を「和製英語:Japanglish」と言いますが、語彙に限らず「日本でしか見かけない英語表現」がたくさんあります。
例えば、五文型英文法の分類に使っている最重要語です。

  • 「完全自動詞(complete intransitive verb)
  • 「不完全自動詞(incomplete intransitive verb)」
  • 「完全他動詞(complete transitive verb)」
  • 「不完全他動詞(incomplete transitive verb)」

これらの言葉は、現在、日本語と韓国語と中国語のサイトでしか使っていません。英文で書かれているサイトにあったとしても、それはやはり前記三国のうちのどれかのサイトです。
また、英語圏のサイトで見られるのは「An English Grammar 1896 by W. M. Baskervill & J. W. Sewel」のような古い文法書です。
1896年というと、C. T. Onions が「An Advanced English Syntax(1903)」を書いた7年前です。つまり「五文型の分類」は100年前に、イギリスで一般的な英語の解釈法だったということです。けれど も、この資料は「About.com」というサイトの「Classic Literature」に分類されています。つまり、「古きよき時代の文学・文献」的に捉えられているのでしょう。

国際化の波頭に立ちすくんでいる日本人には、現代に通用する英語の理解法が必要です。
日本人の手によって発見されたS-V-O-Pという語順規則は、「適切な日本語訳を、無理に覚える」ことから解放されます。けれども、このように言うと「決まった日本語的な表現から英語を作るのが難しくなる」よ うに感じられるかもしれません。もともと日本語から英語を作るのはとても難しいことです。英語は同義表現がたくさんある言葉だからです。それでも、S- V-O-Pによって、英文作りが体系的に身に付けば、自分自身の考えていることを、自分自身の力で組み立てられるようになるはずです。
ただ外国語ですから、語彙数の強化は避けられません。日本人の平均的な大人の語彙数に近いもの:数最低1万語くらいは要るのではと感じています。

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