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A Happy New Year!は、使わない!

この時期、よく使う表現に

 Merry Christmas!

とか

Happy New Year!

いうのがあります。

これらは、カードの表題とか、かけ声で使いますが、

文にすると

I wish you a merry Christmas and happy New Year.

のようになります。

  I wish you a Merry Christmas!  

は、
     「 ある一つの 良いクリスマスを、お持ちください  」

 ⇒ よいクリスマスでありますように。

という話し手の望みを表している文です。

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  この文は、この時期よく流れる曲のタイトルになっていますが、

 私は、若い頃、よく聞き取れずに解っていなかったせいで、

大人になっても

 I wish you are Merry Christmas!

 だと思っていました。

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 似たような意味になるもので、

May God give you a Merry Christmas!

お願いします、神様が与えるように、あなたが良いクリスマスを持つように。

という言い方もあります。

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五文型英語だと、バラバラ

 これら文は、五文型英語で言うと、 第4文型:S+V+O+Oの文です。

 この第4文型:S+V+IO+DO の説明は、

 「目的語(O) には、間接目的語(IO:人) と 直接目的語(DO:物)」

との2種類があって ・・・・・・・・・・・・・・!?

なんて説明になっています。

そして、

主語 give 人+物 の、第4文型の文は、

主語 give 物+to 人 の第3文型:S+V+O+Mに

書き換えられるとなっています。

 I wish you a Merry Christmas.   ⇒ 第4文型:S+V+O+O

I wish a Merry Christmas to you.  ⇒ 第3文型:S+V+O+M

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現行の学校教育の標準になっている五文型英語では、

第3文型:S+V+O+M

第4文型:S+V+O+O

は、

別の文型

と考えています。

VSOP英文法なら、S-V-O-P:ワンパターン

VSOP英文法ならば「S-V-O-P」というワンパターンな語順規則で

説明できます。

[ have ] や [go] 前の言葉と後ろの言葉を結びつけている
  「音となって顕れない、隠れた論理関係」を表します。
  この「隠れた論理関係」を「ネクサス(Nexus)関係」と呼びます。

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 I wish    you [have] a Merry Christmas.

         O-   [v1]    -P

 you と a Merry Christmas は O-[ v 1:have ]-P  という

 ネクサス関係になっています。

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  私が願っているのは

  「あなた」が、「ある一回の楽しいクリスマス」を持ちますように

  という意味を構成しています。

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また、 a Merry Christmas が前に出てくると

 I wish   a Merry Christmas  [go] to you.

                O-   [v1]   -P

a Merry Christmas と you が O-[v1:go ] -P という

ネクサス関係になっていて

  私が願っているのは

  「ある一回の楽しいクリスマス」が「あなたのところに行く」ように

  という意味を構成しています。

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どちらの文も

I wish の 後ろの部分

  you [have] a Merry Christmas.

 あなたが[持つのは]一回の良いクリスマス

 a Merry Christmas  [go] to you.

 一回の良いクリスマスが[行くのは]あなたのところに

というように

主語・述語関係になっているのです。


(^J^)(^J^)(^J^)(^J^)(^J^)(^J^)(^J^)(^J^)(^J^)(^J^)(^J^)

言語学では「ネクサス」は当たり前になっている

わりと最近、アメリカの言語学者Noam Chomsky(ノーム・チョムスキー)が、

このことを彼の論文で触れていることに気付きました。

VSOP英文法では、

「Get The Real...英語参考書」Chapter9で、このことを説明しています。

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 問題は、チョムスキーの「生成文法」に触れた言語学の専門家なら、

  常識として知っているような内容を、

  一般の日本人が、中学・高校で習っていないということです。

  このことが解ると

  第3文型:S+V+O+M

 第4文型:S+V+O+O

 第5文型:S+V+O+C

 も

S-V-O-[v1]-P ワンパターン

 

になっていると気付くのです。

「Get The Real...英語参考書」Chapter 9 参照

これにより、英語の使い方が統一して考えられるようになり、

英語がワンパターンな語順しかないことが解るのです。

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英語の専門家だけが知っていることを、

英語学習に苦しんでいる市井の日本人に

 解りやすく統一的に体系化したのが、VSOP英文法なのです。

 専門家、熟達者達が奥義としている「英語感覚」が

 誰でも、S-V-O-P:ワンパターンという語順で習得できるように

 なったのです。

 

さらに、このS-V-O-P語順が、「発音や抑揚」を制御している

 というのも解りました。

 これが、カルチベイター:Cultivator into English Syntaxです。

 (^J^)(^J^)(^J^)(^J^)(^J^)(^J^)(^J^)(^J^)(^J^)(^J^)(^J^)

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 Merry Christmas! 

  という挨拶表現は、もとのSVOP文の叙述語(P)部分だけ

 使っています。

   Happy New Year! や Good morning!"も同じ仲間の表現です。

 

標語に a は付けない

気を付けなくてはいけないのは、 

 ポストカードや叫ぶときは、"a/an" は付けません。

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"a/an"は、

 「あるまとまった具体的な物や事柄が1つある」

「相手がその物や人をまだ知らないと、話し手が思っている」

「その物や人が、複数個ある」

というような、

「話し手の判断」を表す言葉だからです。

つまり、"a/an"は、文(主題と叙述)を作るときの言葉なのです。

「文になっていない場合」は付けないのです。

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ネクサス関係の重要性

  VSOPでは、O-[v1]-P のような言葉の関係を

 「ネクサス関係」

 と呼んでいます。

 

このネクサスとい言葉は、デンマークの言語学者O. Jespersen が100年前に

言っていることで、それを進化させたのがNoam Chomsky のハズなのですが

日本の英語教育にはほとんど出てきません。

 

 ですから、多くの方はこの「ネクサス」という「言葉の関係」を聞いたことが

ないはずです。

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 なぜかと言うと、

動詞中心の解釈を取っているの

「 be やhave 」は「動詞」で、意味を持つ中心語

です。
 

この中心語の

「 be やhave が消えて、名詞とその後ろの言葉が、主語・述語関係になっている」

というような「ネクサス関係」は、論理的に説明できないからです。

 ですから、現在の文部科学省の学習指導要領に従っている学校では

「教えてはいけない内容」になっています。

 

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 「主語の直ぐ後ろの言葉は動詞だ」という文法的解釈で

   be や have も「中心動詞」となっていたので、

  今まで「ネクサス構造」が、説明できませんでした。

 (^J^)(^J^)(^J^)(^J^)(^J^)(^J^)(^J^)(^J^)(^J^)(^J^)(^J^)

(^J^)(^J^)(^J^)(^J^)(^J^)(^J^)(^J^)(^J^)(^J^)(^J^)(^J^)

(^J^)(^J^)(^J^)(^J^)(^J^)(^J^)(^J^)(^J^)(^J^)(^J^)(^J^)

 

 VSOP英文法は、

主語の後ろの言葉を「判断語(V=V1+V2)」と捉えて

V=V1+V2

・ do Verb

・ be □□

・ have 名詞

3つのタイプの判断語(V)があることを抽出できました。

これにより、世界で初めて

英語の「ネクサス構造」に、論理的体系化をもたらしました。

  be と  have は、do と同じように「助動詞=補助語

だだったのです。

 VSOP「英文法マスターコース」講座では、

 この「ネクサス構造」の体得を

 重点的に説明し、多くの例文の

 カルチベイター訓練で

 英語アタマを作っていきます。

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この最新の英語学習理論:VSOP英文法で、

ご自身の未来のために、十分な英語理解を果たしてください。

日本人全員が、

日本語を通じて、

理屈で英語を理解できるようになることを

夢みています。

 

     Vsop wishes you a merry Christmas and happy New Year!

 

 

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