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A cat is an animal. 論理的に考えると?

英文法は、日本人をおとしめている

A cat is an animal. 

年を取ってくると、細かい部分は忘れてしまい、大枠でしか物が考えられなくなるようです。

と共に、昔のことばかりに支配され、新しい概念に対応できなくなってくるようです。

教育は、若い頃に成されることですから、その人間の一生の考え方を支配してしまうという、

とても深刻な行為なのです。

もともと理屈っぽいので記憶力は良い方ではなかったのですが、

「精緻な論理力が身に付けば」と哲学科に入りました。働かなければならなかったので、

たいした勉強もできず卒業だけはさせてもらえました。

けれども、ここでの体験(勉強と学問は言えない)は、「現行の英文法に、

決定的な誤謬がある」ことを見つけさせてくれました。

論理学の勉強とは?

当時の主流は「論理哲学」「数理哲学」「命題論理」「述語論理」とか言われる内容でしたが、

この時「命題」という論理学用語を覚えました。

「命題」は英訳すると、proposition(提案、提示、陳述、主張)とかstatement(陳述、声明、供述)とかになります。

普通の言い方をするれば、

「命題」というのは、普通の「文」のこと

たとえば

肯定命題 an affirmative proposition            Sは、Pである。  肯定文

否定命題 a negative proposition       Sは、Pではない。 否定文

のことです。

「文」は、「主題(S)」と「判断・叙述(P)」で成り立っている

命題:文とは.jpg

今流行の「論理的に考える」とは、

「Sは、Pである」というような「文で考える」

ことなのです。

たとえば、

「猫は動物である」という文の「真偽を考える」

というふうに話を進めると論理学的考察になりますが、

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ここでは、英文法のことを考えていますので、英語に訳してみましょう。

A cat is an animal. または、Cats are animals.

になります。このとき、

 「A cat が、主語(主題)S」で

「動物:an animal が「判断・叙述の中心」

なのは、明かです。

が、なぜか不思議なことに、明治維新からずっと、日本の英語教育では

「is:である 」を「本動詞(V)」

「an animal:動物」を「補語(C)」

と呼び習わしてきています。

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それは、be動詞が完全自動詞(complete intransitive verb)なので

be動詞の不完全性を補う補語(C)が必要だという

五文型英文法に、日本の英語教育が支配されているからです。

日本中のほとんど全ての授業・参考書・問題集・講座・セミナー・書籍/ネットで、

A cat is an animal. は、

A cat が、主語S、is が本動詞Vで、an animal は補語(C)

と説明されています。

みんなが言ってますから、このような説明を疑う人はほとんど居ません。

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けれども、

「判断の中心の言葉:an animal(動物)」が、「補語(C)」

になるわけはありません。

命題:is の後ろは補語C.jpg

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素直で信じやすい生徒・受講生は

「先生がそう言うんだから、そうなんだ」

と素直に覚えています。

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ちょっと理屈が勝っている人は「ホント?」と一瞬疑いますが、

文法なんて面倒くさいのそのまま聞き流します。

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補語(C)を説明できる人は居ない

普段から「補語(C)という言葉」を使っている先生に「補語(C)ってなんですか?」

と聞くと、

きちんと答えられる方は、一人も居ないはずです。

なぜなら、そのように習い、そのように覚えたからであって、

この命題の真偽をきちんと考えたことが無いからです。

英語の習い始めに、学校でそう刷り込まれたので

「補語(C)という言葉を信じている」だけなのです。

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このような補語(C)という非論理的な考え方を罷り通らせているのは

「述語動詞(Predicative Verb)」という英文法特有の考え方です。

もう、お気づきでしょうけれども、

この「述語動詞(Predicative Verb)」という文法用語自体が、

「文を成り立たせている構造」を全く無視した非論理的な言葉なのです。

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現行の英語文法体系は、言語ロジックの本質と全く逆

ズレた仮定によって組み立てられています。

「英文は、『主語と動詞』で成り立っている」の命題(文)が真か偽かを、真剣に考えてみてください。

この「S:主語―V:動詞」という考え方は、「天が動いている」というのと同じくらい中世的な妄信です。

言語は、「主語とそれに対する判断・叙述」という組み合わせが基本ですが、

「判断・叙述」は「動詞(どうする)」に限っていません。

「何が、何だ。 ⇒ 名詞が述語になっている」

「何が、どんなだ。 ⇒ 形容詞が述語になっている」

というような「客観的に計測可能な判断」先に現れ、

その次の段階で

「何が、どうする。 ⇒ 動詞が述語になっている」形が現れます。

「どうする」という動作は、外観からの観察で客観的に判断できないので、

真偽判断の埒外におかれるのが一般です。

たとえば、

「その猫は、眠っている」

とい文は、真偽を問えません。

ちょっと突っつくと、猫は、ぱっと起き上がります。

「突っつく前」は、その猫は寝ていたのでしょうか、起きていたのでしょうか?

「天が動いて、地球が止まっている」思い込んでいたのは、中世以前の人間です。

その後

「地球が動いている」と変わりましたが、「天が止まっている」には結びつきません。

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つまり、「どうする」という「動詞表現」は、「文の種類の全てではない」のです。

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さらに「~には~がある」という存在表現も重要です。

「私の猫には、可愛い肉球がある」

My cat has cute paw [pads].

「~には~がある」という存在表現はhave が受け持っています。

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現行の英文法が「S:主語―V:動詞」と呼んでいる「V:動詞」部分は、

「動詞:Vだけ使っている」わけではありません。

それ以外の言葉もたくさん使っています。

 

ものを考える時に、寄って立つ「基準・前提が適切でない」のであれば、

それに従って「作られた体系全体も適切であるわけない」のです。

 

「英語は、述語動詞(Predicative Verb)がなければならないから、

be(is, am, are, was, were ,been)は、動詞である」と決めつけています。

be動詞は本動詞(V)で、意味を持つ内容語

だから、

その後ろの形容詞や名詞が補語(C)である」

という考え方は、非論理的の考え方の極致なのです。

 

この「非論理的な五文型英文法」が、日本人の英語学習における非論理性を

作っており、日本人が本来持っていたであろうはずの論理性を損ねています。

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さらに悪いことには「英文法は、英会話の役に立たないので教えない」という

文法軽視の風潮に結びついています。

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一時も早く、動詞中心の五文型英文法的解釈を撤回し、

「論理的に考えられる自由を日本人に与える英文法」

に切り替えなくてはなりません。

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そもそも、この

五文型英文法は、現在の英米では、とっくに使っていません。

 

某新聞が、数十年もの間、事実に反する記事を掲載し、

日本人の品性を国際的の貶めてきたと言われています。

      ↓ 

英文法は、もっと酷い貶めを、100年以上も日本人に強いています。

      ↓

「an animal:動物」が、「補語(C)」と思えない自分は、馬鹿なんじゃないか!と。

 

 

 

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