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VSOP英語研究所ブログ

2008 年 6 月 のアーカイブ

話し手の判断とは【其の2】

それでは、何故、このような新しい英語の理解法を考え出さなければいけなかったか
ということをお伝えするために、VSOP英文法の基本的な考え方をご説明します。

私が調べましたところ、英語は同義表現がとても多い言葉だということが分かりました。例えば

★ 私たちは、現行の文法が日本人にとって英語の学習するのに適していると信じています。

というような日本語に対して、以下のようなたくさんの同義表現ができます。

① We believe that the grammar is suitable for the Japanese to learn English.

② We are sure that the grammar is suitable for the Japanese to learn English.

③ We are convinced that the grammar is suitable for the Japanese to learn English.

④ We have a belief that the grammar is suitable for the Japanese to learn English.

⑤ We are of the belief that the grammar is suitable for the Japanese to learn English.

⑥ We are believers that the grammar is suitable for the Japanese to learn English.

まだまだ別の表現もできますが、ここでは、We(私達は) の後ろの「信じている」
という部分だけを変えて、6通りの表現にしてみました。

これらの We の後ろで「信じている」という意味を表している部分は、

今の英文法の説明では「文法形式が各々違っています」

使っている言葉の種類(品詞)が違うからです。

けれども、発話の意図、細かいニュアンスを考えなければ、日本語に訳すと
同じような意味になります。

それは、We □□□□ that …………..の「□□□□」の部分が同じ働きをしているからです。

VSOP英文法では、この 「□□□□」  の部分を「話し手の判断」と考えます。

that 以下の部分は「判断されている内容が一つの文になっている」と考えます。

英語は、「We 「□□□□」 」と先に「話し手の判断」を言い、
その後で「一文で判断の内容を言う」と考えればよいのです。

「話し手の判断」には、基本的に4通りあるのは、先日の

「話し手の判断とは【其の一】」

で述べました。

これを知っていれば、「□□□□」 の部分の言葉の意味が分かれば

そのまま英文の意味が分かるはずです。
 

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VSOP英文法の趣旨

おくらばせながら、VSOP英文法の趣旨を説明します。

私は30年ほど生徒・学生、社会人にいろいろな教科を教えてきました。

特に英語は、自分が中学の頃から納得していなかったこともあり、「いかにしたら生徒達に分かり易く説明でき、体得させることができるか」と随分研究をしてきました。

昨今は、日本人がなかなか英語が上達しないので「小学生から英語」という風潮も高まっています。
会話フレイズの応答を中心に「体感して身に付ける英語教育」が盛んに行われています。

そして、巷には

「英会話上達のポイントは、実用的な熟語やフレイズをできるだけ多く覚えることです。そうすれば表現の幅が広がります」

というような指導が溢れています。

英会話の手引き書や熟語集に及ばず、学校や予備校の先生や英会話スクールのネイティブ講師、NHKの英語講座も、おおむね同じような内容の指導をしています。

世を挙げて「英語は体感し、お役立ちフレイズをイメージで覚えること」が最優先事項になり、

「理屈では英語は使えるようにならないので、文法は二の次」
「口語表現は、英文法と違っているから役立たない」

という風潮になっています。

また、一方で、「文法が大切だ」とおっしゃる方も「個々の用例・語法のニュウアンス」を大切にすることが多く、英文の「構造的な成り立ち」にはあまり触れていません。

「五文型の分類を基準とした学習英文法」で、日本人は十分に英語の構造が分かっていると思っていらっしゃるようです。

でも、これは本当でしょうか?

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Q.「世界一簡単な外国語勉強法」とは?

質問
初めまして Y.M.と申します。以前に西巻先生の出版物を購入したものです。
今回も同様に紹介頂きました[Get The Real... 英語参考書]を購入しました。
仕事の合間を見つけて読み込んでいくつもりです。

いま大変気になっている事柄があります。楽天ブックスで「英語」のキーワー
ドで検索すれば売り上げナンバーワンに躍り出ている苫米地英人氏の「英語は
逆から学べ」があります。
最新の脳科学でわかった!世界一簡単な外国語勉強法と謳ってますが、自分は
どうしても半信半疑でなりません。
今までの中高での勉強法では駄目だと言うのは解るのですが、そんなに簡単で
いいのかという疑問も持っています。
玄人の先生からご覧になられて、どう思われるのか、ご意見を拝聴したいと考え
ております。
ちなみに私は苫米地英人氏の50倍速英語脳プログラムを購入して、現在実践中
です。
本当に効果が出るのかわかりませんが、*****円もの大金を出したので、元
は取らなければと考えています。(Y.M)

VSOP英語研究所の回答
Y.M 様へ
「英語の簡単な勉強法」というお問い合わせですが、基本的には、「英語は世界
文明を担っている標準言語」的な存在です。どのくらいレベルを目指すかによって
違うと思います。
現行の英語の解釈法では「日常会話レベルですら理解できていないのではないか」と
いうのが、今回の「Get The Real… 英語参考書」で提案している内容です。

この本をご覧になり「こんなに必要なことがたくさんあるのか」とお思いのこと
とは存じますが、これでも基本例文に限定して説明しています。まだまだお伝え
しなければならないことはたくさんあります。

VSOP英語研究所では、「Get The Real…英語参考書」に即した「大量の例文で、
英語の基本ロジック」を体得して頂く「VSOP英文法マスター・コース」
を行っています。

基本英語は、「最低、2つの要素」を組み合わせて判断語的内容を表しています。
この組み合わせの規則性を中心に、3つ4つと要素を足して「いろいろな話し手
の判断」を表します。

これは日本語でも同じで、例えば、ちょっと長い日本語の述語表現ですが、
「旅行に行きたくてしかたありません」
という表現は、日本語の言葉の要素で分けると
「旅行/に/行き/たく/て/しかた/あり/ませ/ん」のように非常に細かく分かれます。
基本の組み合わせは「旅行に行く」です。
我々日本人は、何の気なしに使えますが、この表現を外国の方が使おうとすると、
多分どこかの言葉の組み合わせ方を間違えるでしょう。
つまり、母語でない場合どこの国の言葉もそんなに容易く身に付くものではないので
はないかと思っています。各専門分野ということになると、さらに難しくなるでしょう。

苫米地英人氏の「英語は逆から学べ」は、私も気になり書店でチラッとみました。
なさろうとしていることが私とは方向性がまったく違うと思い買いませんでした。
英語は語学ですから、英文生成のためのロジックと必要語彙を身に付けるために
どうしても大量の用例情報は必要です。

私は内容を見ていないので何とも言えませんが、このことを十分に踏まえた上で
苫米地英人氏が心を込めて作られたものはずでしょうから、
「50倍速英語脳プログラム」は多分素晴らしい内容だと思います。

それでも、このような「刷り込み型」の学習プログラムが有効に機能するかどうかは、
やはり、その元になる「英語の基本ロジック」が分かっているかどうかにカギがあると思います。

なぜなら、日本語と英語は「語順がまったく反対の言葉」だからです。

日本人の多くは、今の学習英文法で「英語の基本ロジックは既に身に付いている」と思って
いらっしゃると思います。

けれども、「なかなかそうはなっていないのではないでしょうか」
と提案しているのが、VSOP英文法なのです。

日本人の作った学習プログラムは、皆、現行の「五文型英文法」に近似した考えに支配されています。
このような文法的解釈が、分かりにくさの大きな原因を作っています。
現行の英文法に従った学習プログラムでは、ネイティブな英語は理解できないはずです。

ですから、「Get The Real…英語参考書」と併用なさるのがよろしいかと存じます。
VSOP英文法の提唱する「SVOP」という英語の語順を理解しながらご購入のプログラムを
運用なさっていけば、きっと上達が早まるのではないかと思います。

「Get The Real…英語参考書」が、今後の貴兄の英語力の向上にお役立つことを
心から願っております。

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