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「話し手の判断」の後ろは、その判断の「対象」を表している

最近いろいろな方に、VSOP英文法の説明をしていて、自分の中で更に確信が深まったのですが、

SVOPという語順は、間違えなく英語の基本ロジックである

ということです。つまり

{Sが-Vする/なる/であるのは-Oに対してで}- [それは] Pで です。

という訳し方を知っていれば、どんな英文も意味が通じるようになるのです。

ただし、主語に説明語(M)がついている場合は、かなり詳しく説明しなければなりませんので、ブログで書くのはほとんど無理ですから「マスターコース:概論編」をお受け下さい。なぜなら、「主語の説明語」に関しては、既刊書ではまだ触れていないからです。

今回は、SVOPの考え方の中で、特に「対象語(O)」について説明してみます。

英語は「同義表現」がとてもたくさんある言葉です。

このことは、<英語は、語順で「言葉の働き」を表す言葉>という表題で、以前説明しています。

ここで述べた「英語の同義表現」を元に、SVOPの重要な考え方の一つである「対象語(O)」について説明します。

同義表現がたくさんあるということは、「品詞で言葉の働きを決めている」わけではないハズ!

先ほどの<英語は、語順で「言葉の働き」を表す言葉>で使われている例文から4つの例文を取り出して使います。

f1.I [do]  like   traveling   on a train.

f2.I am    fond     of traveling  on a train.

f3.I am   a lover  of traveling   on a train.

f4.I have a liking  for traveling  on a train.

このような4つの類義表現は、 f1.で  like  という「動詞」で表現されている部分が、その他の f2.~f4. の文では、いろいろな言葉で表現されています。

「英語は語順で言葉の働きを決めている言葉」と考えると

「主語の後ろの言葉」は「品詞」は、各々違っていますが、

同じ位置(語順)で使っている語句は、「同じ働きしている」

と考えられます。

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f1.I    / [do]  like    /  traveling / on a train.

f2.I    / am    fond    / of traveling /  on a train.

f3.I    / am   a lover  / of traveling / on a train.

f4.I    / have a liking / for traveling / on a train.

同じ働き  / 同じ働き   / 同じ働き /   同じ

主語(S)__判断語(V)__対象語(O)____叙述語(P)

私が    好きなのは    旅行していることで [それは]列車に乗ってのものです。

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ここまでは、<英語は、語順で「言葉の働き」を表す言葉>で説明した内容ですが、今回は「対象語(O)」の部分に注目してください。

今までの解釈では、f1.の like の後ろの  traveling は、

[動]名詞が単独で使われているので、「目的語(O) 」

とされています。

けれども、f2.~f4. の of travelingfor traveling

前置詞が付いているので「修飾語」

というように「別の働き」として説明されるのが普通です。

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けれども、VSOP英文法では、

traveling や of traveling 、for traveling は、

「話し手の判断の後ろで、判断の対象を言っている」

と考えますので、

前置詞の有無に関わらず「判断の対象語(O)」

として捉えます。

なぜなら、「英語は、話し手の判断を先に言う言葉」と考えると、

その後ろには「判断の対象が無いと意味が通じなくなる」はずだからです。

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目的語(O) と前置詞句は同じ働き

VSOP英文法は、「『言葉の働き』は、品詞とは無関係だ」と考えます。なぜなら、英語は語順の言葉の働きを決める孤立語だからです。

そして、現行の英文法でも、of や with  のような前置詞は「後ろに目的格の名詞を伴う」となっています。

traveling のような名詞を使っていると気づかないのですが、of me や with us のように代名詞を使うと

「前置詞の後ろは目的格だ」

ということがはっきりします。

このように考えると of  や with のような

前置詞は

「他動詞以外の言葉を話し手の判断に使った時、その目的語(O)を言うための言葉

ということになります。

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我々日本人は現行の英文法によって、

「名詞だけの目的語(O) 」

「前置詞+目的語(O)」

を別の言葉の働きとして捉える癖がついていますが、

ネイティブ・スピーカーの頭の中では「同じ働き」になっていると考えた方が自然なのです。

そうでなければ「同義表現」が作れません。

これような理解によって、「英語がワンパターンな語順だ」と日本人が素直に受け止めることができるようになるのです。

つまり、

「主語(S) 判断語(V) 対象語(O)」

という

「基本3ユニットを先に『主題として言って」、

「その『叙述を後ろで言う」

という単純な語順に統一されているということになるのです。

このことは、多くの英文に接していくと、どなたでも気づくことができると思います。

是非、そのような目で英文に接してください。

そうすれば、文頭からスラスラ理解できるようになること請け合いです。

今回の内容は、「Get The Real…英語参考書」の第8章の01 で説明しています。

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