話し手の判断の4通りの表し方
2008 年 5 月 25 日
今日は、新しく企画された「VSOPエッセンス講座」の内容の一部をご紹介します。
この講座は、VSOP英文法の基本的な発想をお伝えするもので、
今までの解釈法に強く影響を受けている方々に、「VSOP英文法的英語理解法」へ
アタマを切り替えて頂くための講座です。
「VSOPエッセンス講座」の第1回の特別講座は無事終了致します。
多数のご参加有り難うございました。
★★★ なぜ、このような講座を企画したか ★★★
VSOP英文法の開発の経緯をご説明しますと、講座の内容の説明にもなると思いますので、
ご参加なれなかった方々のためにご説明致します。
VSOP英文法は2000年発行の「VSOP新英文法:単則典」で一定の形が整った英語の理解法です。
当初より、「現行の英語の解釈法(五文型英文法)」が用語が難しく、
また、筋が通っていないので分かりにくいと思っていました。
「いったい、どのように英語を理解したら日本人に簡単になるか」
ということから始まっています。
ですから、「VSOP新英文法:単則典」という本の最初の題名は
「西巻式英語簡便法:単則典」
でした。
今までの解釈法には、論理的に筋が通らないところがたくさんあります。
このことは、私は中学の頃からずっと感じていました。
今日は、最初にアタマを切り替えなければならない重要なことの中で、分かり易いところをご説明します。
★★★ 「日本語の述語」と「英語の動詞」の違い ★★★
皆さんは、小学校や中学校で「日本語の主語と述語」について習った記憶があると思います。
日本語の「主語は名詞」が使われ、「述語は4種類の言葉」が使われます。
(1) 何が、どうする。 ⇒動作で表す 述語に動詞が使われている場合
(2) 何が、どんなだ。 ⇒様子で表す 述語に形容詞・形容動詞が使われている場合
(3) 何が、何だ。 ⇒物の名前で表す 述語に名詞が使われている場合
(4) 何には、何がある。 ⇒所有を表す 述語に「~がある/いる」が使われている場合
日本語は、このような4通りの言葉を使い「述語」を表しています。
ところが、中学に入り英語を習い始めると
「英語の述語に相当する言葉」は、日本語とは違い
「主語の直ぐ後ろで使われ『動詞』である」
と教わります。
私は、この「主語の後ろで『動詞』という特定の品詞が使われる」ということが
最後まで納得できませんでした。
先生に何度も質問したのですが、
「英語は日本語と違う言葉なのだから『動詞だ』と覚えればよいのだ」
と、何度も怒られました。
これが、VSOP英文法の出発点であり、結論でもあります。
VSOP英文法の結論は
英語も、日本語と同じように
「述語的な判断に、4通りの言い方がある」
というものです。
英語は、do・be・have を使ってこの4通りの「述語的な判断」を表しています。
このことが全ての英文で言えるということを証明したのが、今回発行した
「GetTheReal英語参考書」です。
「エッセンス講座」では、
「英語の4通りの述語的な判断(話し手の判断)の使い方」
を分かりやすく、かつ、ご納得頂けるよう説明します。
日本人は、主語の後ろは「動詞」と習っていたので、(1) の言い方が中心になり、
(2)(3)(4)の言い方や使い方をはっきりと習っていません。
ですから、これらの基本の表現が文法としてきちんと説明されていないので、
いろいろな英文の説明がバラバラな文法用語を使ったものになったり、
熟語(イディオム)や慣用表現として暗記するようになったりしています。
これでは、いつまで学習していても、英語を使うときの基本ロジックが見えるようになりませんでした。
今回発刊した「GetTheReal…英語参考書」は、これらの最も重要なことを中心にしており、
「エッセンス講座」では、英語の4通りの基本表現が、日本語と同じように使われていることをご納得頂けるよう説明しています。
英語も日本語も同じように言葉を使っているのです。
違うのは「語順」です。
「語順の違い」は次回説明したいと思います。

