はじめに
2008 年 5 月 25 日
VSOP英文法は、英語の理解法を根本から変えるものです。
ですから、今まで発行した数冊の書籍だけでは、とてもその全体像をお伝えすることができていませんでした。
また、なぜこのように理解法を変えなければいけないかを十分に説明する時間的な余裕もありませんでした。
この度、ようやくVSOP英文法の全体像をお伝えできる本「Get The Real 英語参考書」を完成させることができました。
これまでは、本の完成に全エネルギーを集中していたので、VSOP英文法にご興味をお持ちの方々に、このような形で情報を提供する余裕がありませんでした。
今後は、VSOP英文法に関しての情報をなるべく分かりやすくお伝えしていきたいと思っています。
VSOP英文法が、皆様のお役に立つことを心から願っております。
今回発刊した「GetTheReal…英語参考書」は、発刊予告を致しましてから発行まで大幅に遅れてしまいました。
これは全体が仕上がってから読み直すと「今までの解釈法に引きずられて中途半端な表現になっていたところ」に気づき、修正を加えなければならないところが幾つも出てきたからです。
私自身の頭の中にある「英語の解釈法」は、基本的には現在も「五文型英文法」がもとになっています。今も「五文型英文法」に支配されいたころの残骸がかなり残っているのです。
今まで、日本及び英米には「五文型英文法的解釈法」もしくはその近似的解釈法しかありませんでした。
「別の理解法の体系を作る」ということは、自分の持っている知識を否定しながら、「ワンパターン仮説とその検証」で作らなければいけないのです。
参考になるのはバイリンガル・スピーカーの意見とネット上の用例、新聞、英英辞典などだけです。
いろいろな文法書、会話教本、学説や論文などを参考にはしていますが、それらは「英語表現の適否」「や「慣用」は書かれていますが、その理由は触れられていません。
「こういう場合は、こう言う」
「この場合はこの言葉は使えません」
としか書いてなく、
「何故そう言うのか?」
「どうして使えないか?」
などの理由はありません。
また、理由付けをしている場合は「高度に学術的な用語」を使って、非常に難しい表現になっています。
VSOP英文法の目指す「誰(小学生)でも簡単に英語表現の理由が分かる」こととは、ほど遠いものばかりです。
ですから、このような「既に言われている重要文法規則」を、VSOP英文法的解釈に翻訳しながら使っています。
つまり、仮説とその検証との繰り返しで作ってきた理解法なのです。
形が整うまでに時間がかかったことをご理解頂ければと思います。
VSOP英語研究所 西巻 尚樹

