Q.「5文型英文法」て何ですか?
2009 年 3 月 31 日
A. 英文には本動詞があるので、その動詞の使い方に従って、五つの文型に分類して解釈しようとする、日本の英語学習の標準となっている英文法の考え方です。
VSOP英文法では、この分類を基準にすると、現実の英語が上手く説明できないのではないかと危惧しています。
まず、英文の構成要素を、
「主語: Subject 」、「動詞: Verb 」、「目的語: Object 」、「補語: Complement 」、「修飾語: Modifier(副詞的要素) 」
の5つの要素としてとらえます。
※ 補語(Complement)は、 SC=主格補語 と OC=目的格補語 の2種類あります。
これらの文の要素の組み合わせ方の違いにより「動詞を中心に、5つの文型に分類」して英語を解釈しようとします。
そして、この「五つの文のパターン」を理解しておけば、英語がきちん理解できると考えられています。
基本の考え方は、どんな英文も「本動詞がある」ので、動詞の後ろの言葉の品詞によって「動詞の使い方を分類して、英語を理解しようとする」ところにあります。
文型名 動詞の種類 具体的な動詞
- 第1文型:S+V(+M) 完全自動詞 be、go、come、run、swim、laugh
- 第2文型:S+V+SC(+M) 不完全自動詞 be、get、look、sound、feel ,seem
- 第3文型:S+V+O(+M) 完全他動詞 have、make、put、set、take、buy
- 第4文型:S+V+O+O 授与動詞 give、bring、teach、make、show、buy
- 第5文型:S+V+O+OC 不完全他動詞 have、make、let、help、have、get
そして、「言葉の種類(品詞)」=「言葉の働き」と考え、同じと考え名前を付けていきます。
言葉の使い方とその呼び方(品詞名)
- Subject の場所で使われている言葉 主語=名詞・名詞相等句・名詞節
- Verb の場所で使われている言葉 動詞=助動詞+動詞=動詞句
- Object の場所で使われている言葉 目的語=名詞・名詞相等句・名詞節
- Complement の場所で使われている言葉 補語=名詞または形容詞
- Modifier の場所で使われている言葉 修飾語=副詞・副詞相等句・副詞節
※ R. Quirk ら. が1980年代に提案した「7文型」という考え方では、Modifier[修飾語]を、adverbial (:副詞的要素) と呼び重要な構成要素として加えています。
日本の学校の教科書、高校/大学の受験参考書、英語資格検定試験(英検、TOEIC、TOEFLなど) 対策の参考書などは、全てこの考え方が元になって書かれています。
問題は、五文型英文法は「言葉の使い方」を動詞中心に捉えているので非常に不自然な考え方になっています。
VSOP英文法では、五文型英文法が、文法論として論理的に間違えているので、日本人の英語の理解の妨げになっていると考えています。

