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「S is 副詞の文」から「句動詞」へ[3]  ー 動詞は補助語、副詞が中心語 ー

「S is 副詞」の文が分かりにくいのは、「漠然としたことを表している」から
です。

例えば、I am out. と言った場合、「私は外に出ている」とだけ言っています。
会話の場面の状況が無ければ通じません。
通常は後ろに「何に関してか」を言います。

I am out of my car.      私が外に出ているのは、私の車に関して。
                  ⇒ 車の外にいる。
I am out of doors.      私が外に出ているのは、家の戸に関して。
                  ⇒ 戸外にいる。
I am out of date.       私が外に出ているのは、[今の]日付に関して。
                  ⇒ 時代遅れである。
I am out of danger.      私が外に出ているのは、危険に関して。
                  ⇒ 危険を脱している。
I am out of breath.      私が外に出ているのは、息に関して。
                  ⇒ 息を切らしている。
I am out of work/a job.    私が外に出ているのは、仕事/職業に関して。
                  ⇒ 失職/失業している。
I am out of coffee.      私が外に出ているのは、コーヒーに関して。
                  ⇒ コーヒーを切らしている。
I am out of money.      私が外に出ているのは、お金に関して。
                  ⇒ お金が無い。
I am out of luck.       私が外に出ているのは、幸運に関して。
                  ⇒ 運が無い。

また、同じ way(道・方法)という言葉で、out of ___ way と言った場合
I am out of harm’s way.     安全な所にいる。
I am out of my way.       横道に逸れている
                 ⇒ [人のために]手間をかけている。

のように全然違う意味になります。

さらに、
I am out of the way. などは、これだけだと、とてもいろいろな日本語になります。

「[本来の]道を外れている」という元の意味から派生して
⇒ 常軌を逸している、異常だ、並外れている、誤った、人目を離れて

など、など。

これは、out も way も漠然とした意味の言葉なので、後ろにその内容を言って
意味をはっきりさせるているからです。

例えば
I am out of the way of most people’s view.
私が外に出ているのは、道(方法)に関して、[それは]たいていの人に観点に関してです。
                ⇒ 私はたいていの人と物の見方が違う。

のように、後ろに言葉を言うで意味をはっきりさせます。

つまり
「漠然とした判断を先に言い、その後ろで、その判断の対象を言う」
という感覚を身に付けなくてはいけないのです。

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——-【まとめ】—————————————–
★ 英語は、主語の後ろで「漠然とした話し手の判断」を言っています。
★ 動詞だけが「話し手の判断」に使われるているわけではありません。
★ 「S is 副詞」は状態の変化を表す重要な表現です。

【参考】
 アメリカの Leonard Talmy という認知言語学者は、
     ラテン語系の言葉は『動詞中心のフレイム構成言語』
       で、
     ゲルマン語系の言葉は『付随要素中心のフレイム構成言語』
      である(吉田光演著「現代ドイツ言語学入門」:大修館書店)」
 という提言をしています。

 この方の提案している「付随要素」とは「副詞や前置詞」などを指しています。
 VSOP英文法は、このことを日本人に分かりやすく説明していることに
 なります。

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