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make の他動詞の使い方はワンパターン

「英語は単純だ」と言っておりますが
今日は、「他動詞の使い方」について説明をしてみます。

「話し手の判断」は
「do 動詞」・ 「be □□」 ・ 「have 名詞」
の3通りが基本です。

この基本の使い方を元に「他動詞の使い方」とはどうなっているかを
makeを使って比較してみてみましょう。

英語は、S-V と先に「話し手の判断」を言い、
その後ろで O-P と「判断されている内容」を言います。

makeは「作る」という判断を表しますが「いろいろな使い方」をしますので
日本語の意味がいろいろになります。

まず、普通に「作る」という意味になる使い方です。
I make delicious dinner for my family.
私が作っているのは、おいしい夕食、[それは]家族に向かってです。

次は「作ってあげる」という意味になる使い方です。
I make my family delicious dinner everyday.
私が作っているのは、家族に、[それは彼らが持つように]おいしい夕食を です。
⇒ 家族においしい夕食を作ってあげる。

次は「~にさせる」という意味になる使い方です。
I make my family happy with my delicious dinner.
私が作っているのは、家族を、[それは彼らが]満足しているように、私のおいしい夕食でです。
⇒おいしい夕食で満足させている。

このように、makeは「作る」という使い方ですが、いろいろな日本語の意味になります。

何故、このような「いろいろな意味の日本語」になるのかというと
I make という「話し手の判断(S-V)」の後ろで、
(O-[V1]-P )という「一つの文」という文を作っている
からです。
「V1」とは英語の基本文を形作る
be、have、do、を指します。
VSOP英文法では「判断詞」と呼んでいます。

I make   delicious dinner [is] for my family.
I make   my family [has] delicious dinner everyday.
I make   my family [is] happy with my delicious dinner.
S-V      O -     [V1]  - P

上記のmakeの表現は、以下の基本文を元に表現されています。

My delicious dinner is for my family.
私のおいしい夕食は、私の家族に向かっています。 ⇒ 家族のために(作ります)
My family has delicious dinner everyday.
私の家族はおいしい夕食を毎日とります。
My family is happy with my delicious dinner.
私の家族が満足しているのは、私のおいしい夕食でです。

ここでお気づきの方がいらっしゃるかと思いますが、
上記の文では be とhave しか使われていません。
「do が無いじゃないか」とお思いだと思います。

もちろん、 do が隠れている使い方もあります。

I will make my family understand how much trouble I go thorough.
⇒ I will make my family [do] understand how much trouble I go thorough.
私が作るつもりなのは、私の家族が理解するように、いかにたくさんの大変なことを私が通過しているかを。
⇒ 私は家族に私が大変苦労していることを理解させるつもりです。

これは
My family [does] understands how much trouble I go thorough.
という基本文が元になっています。

ということで
どの make の使い方も後ろに同じように言葉を続けて、文を作って使っているのです。
その際、 do ・ be ・ have の基本文を元に、O-[V1]-P のように
do ・ be ・ have を隠して作っています。

そして、もうひとつ
I make my family the top priority.
私が作っているのは、私の家族が、最高の優先事になるように。
⇒ 私は、私の家族を最優先に考えています。

という言い方もあります。
priority は「優先する[すべき]ものやこと」という意味で名詞になっています。
ですから
I make my family [is] the top priority.
という関係になっています。

元の基本表現は
My family is the top priority.
です。

このようなmakeの使い方はみな

S makes O [V1] P.

と表現して

「O が Pになるように S が作る」

と表しています。

元になっているのは

「Oが、 P[という様子・状態]だ」 O is P.
「Oには、Pがある         O has P.
「Oが、 Pする」         O do P.
「Oが、 P[という物・人]だ」   O is a P.

という「4つの基本表現」です。

日本語に訳すといろいろな日本語になりますが、

英語の表現の仕方は、実は「一通り」しかないのです。

make の「他動詞の使い方」では、
叙述語(P)に「特定の品詞の言葉」が使われる
わけではなく、あらゆる種類の言葉が使われます。

make O – P で「O が P になるように作る」と表現しているわけですから
P にいろいろな言葉が使えないと、いろいろな事柄が表現できません。

まだまだ他の種類の言葉もたくさん使って表せます。

このような理解法は
VSOP英文法のワンパターン「S-V-O-P 」の考え
によってに初めて説明できるのです。

VSOP英文法の有効性の一つとなっていると思っています。

そして、このような動詞の使い方は make に限ったことではありません。

英語の基本動詞は「使う範囲の広い言葉」で
have、get、make、run、give、take、bring、put、set、などは、
各語、辞書を見るとだいたい1ページ位の意味、使用例が書いてあります。

何故、そのような使い方になるのかという理由と、
いったい、どのように理解したらよいかは
「Get The Real…英語参考書」の Chapter 8に書かれています。

それから、上記の make の使い方は「他動詞の使い方」ですが、
make は「自動詞の使い方」もしますから、
「他動詞」と思い込まないようにしましょう。

make の「自動詞の使い方」に関しては、回を改めて説明します。

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ところが、このようにワンパターンになっている make の使い方を

一般的な五文型英文法に従って説明すると
非常にややこしくなります。

■■■■ 五文型英文法で解釈すると ■■■■
 
make は「他動詞」で、
「第3文型:S+V+O」
「第4文型:S+V+O+O」
「第5文型:S+V+O+C」
で使うとなっています。

ですから、先ほどの例文は以下のように分類、説明されます。

①  I make good dinner for my family.           第3文型(他動詞)
  good dinner が目的語(O)で、for my family は「修飾語:副詞句(M)」

② I make my family good dinner everyday.        第4文型(授与動詞)
  my family が目的語(O)で、good dinner「名詞」なので「目的格補語(OC)」です。

③ I make my family happy with my good dinner.  第5文型
  my family が目的語(O)で、happy は「形容詞」なので「目的格補語(OC)」です。

④ I will make my family understand how much trouble I go through.
   第5文型(使役動詞)
 my family が目的語(O)で、understand は「動詞の原形」なので「目的格補語(OC)」。
この場合の make は「使役動詞」と呼ばれ、このような make の使い方を「使役構文」と呼びます。

⑤ I make my family the top priority.     第5文型
  my family が目的語(O)で、the top priority は「名詞」で
  my family = the top priorityと考えられるので「目的格補語(OC)」。

これだけで読むのを止めたくなった方は、
もちろん、ここで止めて頂いて結構です。

英語を理解するのには、先ほどのVSOP英文法的理解で十分だからです。

ただ、日本中で「五文型的解釈」で教えているわけですから、
一応説明しておきます。
けれども五文型英文法の分類で解釈しようとするのはとても大変です。

■■■■ 5文型英文法の分類、説明の根拠は? ■■■■
五文型英文法では、
英語の動詞は、自動詞と他動詞の2つに大別されます。

「自動詞」は目的語(O)をとらない動詞、
「他動詞」は目的語(O)をとる動詞をいいます。

自動詞を使った文は第1文型〈SV〉または第2文型〈SVC〉になり、
他動詞を使った文は第3文型〈SVO〉、第4文型〈SVOO〉、第5文型〈SVOC〉になります。

五文型英文法では、「他動詞の目的語の後ろで使われる言葉」は
「品詞によって働きが違う」と考えられています。

これは、be動詞の後ろの言葉が、「品詞によって働きが違う」と考えるのと同じ発想です。

今の英文法は「品詞」が「言葉の働き」と同じと考えています。
当然、使われている言葉の品詞によって、その言葉の働きがバラバラな解釈になるのです。

【自動詞の文】
[1]第1文型 S+V+M       Sは、Vする
[2]第2文型 S+V+SC     Sは、SCである(S=SC)

【他動詞の文】
[3]第3文型 S+V+O     Sは、OをVする
[4]第4文型 S+V+IO+DO   Sは、OにOをVする
[5]第5文型 S+V+O+OC   Sは、OがOCになるようにVする(O=OC)

Sは主語、Vは動詞、IOは間接目的語、DOは直接目的語、
SCは主格補語、OCは目的格補語。Mは修飾語

先ほどの説明は、この基準に従って行われています。

■目的語の後ろが「名詞」の場合
・「目的語=後ろの名詞」と考えられる場合は「目的格補語」
  第5文型:S+V+O+C・・・・・・・・・・⑤の例文

・「目的語≠後ろの名詞」と考えられる場合は「直接目的語」
  第4文型:S+V+IO+DO・・・・・・・・②の例文
  前のOは「間接目的語IO」。後ろのOは「直接目的語:DO」になる。

■ giveや makeのような「二重目的語」を取る動詞の場合、「授与動詞」と呼ばれ、「物を渡す時の表現」とされています。
「渡される物」を直接目的語(DO)と呼び、「渡される人」を「間接目的語(IO)」と呼びます。

また、「直接目的語」が前に移動して動詞の直後になり、間接目的語がその後ろになる場合は「第3文型:S+V+O+M」になったと考えます。

■目的語の後ろが「名詞以外の言葉」の場合
・形容詞の場合は目的格補語である。
 第5文型:S+V+O+OC・・・・・・・・・・③の例文

・副詞や前置詞句(副詞句)の場合は動詞を修飾している「副詞[句]」
 第3文型:S+V+O+M・・・・・・・・・・①の例文

・原形動詞の場合は目的格補語
 第5文型:S+V+O+OC・・・・・・・・・・④の例文

というようになります。

自分で書いていて、漢字の文法用語が目の中を泳いていて焦点が定まりません。

■■■■ 五文型英文法での問題点 ■■■■

Ⅰ. 動詞によって「使う文型が決まっている」かのように思わせてしまうことです。

  例えば、make は、初め、第3文型で使う「他動詞」と教えて、
  後から、「第4文型、第5文型でも使う」と教えます。

  実際には、make は「自動詞の使い方(第1文型や第2文型)」もします。

  つまり make を使う文型は予め決まってはいないし
 「他動詞」とも決まっていません。

五文型英文法で解釈しようとすると不思議に思うことは、まだまだたくさんあります。

けれども止めて起きます。

S-V-O-P というワンパターンで考えれば簡単に分かるからです。

詳しくは、「Get The Real…英語参考書」をお読み下さい。

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★★★ 文法詳説 コーナー ★★★
以下の記述は、英文法について詳しく考えていらっしゃる方のためのものです。
興味のない方は読まない方がよいでしょう。

★★★ VSOP英文法の S-V-O-P のO-[V1]-P は
   「ネクサス」に近似している言葉のつながり方を指す

「ネクサス(nexus)[構文]」とは、デンマークの言語学者イェスペルセン(Otto Jespersen)が提唱した文法上の単位で、
「主部」と「述部」を含む「言葉のまとまり」を指します。

ただし、イェスペルセンは「 be のロジックが隠れてつながれている言葉のまとまり」しか「ネクサス」と呼んでいません。

それは、イェスペルセンも「動詞中心の文法」で考えたためです。

英語の言葉のつながり方(話し手の判断)が

「Aが、B[という物・人]だ」
「Aが、Bする」
「Aが、B[の様子]だ」
「Aには、Bがある」

という4つの使い方を基本にしているということには気づいていないからです。

ですから、VSOP英文法では、
「 be  でつながるネクサス」  以外にも
「 do  でつながるネクサス」  と
「 have でつながるネクサク」  という

全部で「3通りのネクサスがある」ことを提唱しているのです。

「ネクサス構文が使えるのは知覚動詞と使役動詞」だけではありません。

英語は、あらゆる言葉のつながり方にネクサスが潜んでいます。

上記の記述は「VSOP英文法オリジナル」なもので、
「Get The Real…英語参考書」に記載されている内容です。
無断使用を固く禁じます。


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